先日お知らせした島の食料品店への太陽光パネルの設置が完了しました。パネルの購入、設置の経費には、プロジェクト賛同者の皆様からの寄付金が充てられました。ご協力誠にありがとうございます。
パネルの島への搬入、設置工事は6月20日から24日にかけて行われました。 台風4号、5号の接近するなか雨を避けながら工事を進めたため、当初の予定より1日作業を延長しましたが、無事に工事を終えることができ、関係者一同ほっとしています。
梅雨の時期の工事は大変ですが、祝島では6月中旬まで特産のびわの収穫が最盛期、また7~8月は島を挙げて4年に1度の神舞の準備に追われるので、このタイミングで設置工事をすることになりました。
今回のパネルは祝島自然エネルギー100%プロジェクトで設置される太陽光パネルの第2号です。第1号のパネルは島民の氏本さんのお宅の屋根に設置され、毎日順調に発電中です。
今回は前回の3倍の、発電能力6KWのパネルが設置されています。今回の設置場所は島の中心にある食料品店さんなので、普通のお宅よりも冷蔵庫や空調を動かすためにたくさんの電気が必要なためです。このお店に設置することによって、島の人が日々買い物に来るたびに太陽光での発電を実感することができます。
祝島千年の島づくり基金では、島の中心の、島民みんなが訪れるお店の電気が太陽光発電によって賄われることは、祝島を自然エネルギー100%にするための大きな1歩になると考えています。
島の運搬船「清水丸」に乗って、祝島に太陽光パネルが到着。島民も協力して運搬しました。
雨の止んだ時間に設置工事を進めます。
42枚の太陽光パネルの設置が完了!こうしてみると壮観です。
よく見えるところに設置された発電量の表示板と、この食料品店さんのお子さんとお父さん。自分のお店にパネルが設置されたことで、子ども達も興味を持ったようです。設置後、動作確認を行うと、発電量がしっかり表示されました。
今月26日に中国電力が余剰電力買い取り用のメーターを設置する際に、系統に連系し、発電が開始される予定です。