※祝島自然エネルギー100%プロジェクトを運営する祝島千年の島づくり基金では、祝島島民向けにニュースを作成、配布しています。
下記の記事は10月21日に島内に配布された島づくり基金ニュースNO.8をweb掲載用に編集したものです。
祝島のエネルギー使用調査アンケートを実施します
祝島を原発のお金や電気に頼らない自然エネルギー100%の島に近づけていくためには、まずは私たちが島の中で、どれくらいの電気や油などのエネルギーを使っているのかを知る必要があります。そのために、近いうちに島づくり基金で島民の皆様に調査アンケートを行いたいと思います。
どんな調査をするの?
今の時点では、以下のような項目を調査したいと考えています。
・各家庭の電気、灯油、ガソリン、ガスの年間消費量
・お風呂や冷暖房に、どのような施設を使っているか
・今利用している自然エネルギー
・個人的に取り組んでいる省エネルギー対策
・自然エネルギーの利用を増やしていくアイデアや、取り組んでみたいアイデア
また、祝島をどのような島にしたいか、どのような島になって欲しいかということも聞き、島づくりに向けての今後の活動の指針としていきたいと思います。
島民の皆さんからの「もっとこんなことも調べたらええんじゃなかろうか?」という提案も大歓迎しています。地域の自然などの財産を生かし、自立した島をつくっていくためにも、ぜひともこのアンケート調査に島民の皆さんからの協力を得ていきたいと思います。
漁船への太陽光パネル、さらに4隻設置しました!
前回の島づくり基金ニュースでの報告後、漁業者からお問い合わせなどをいただき、9月中旬にさらに4隻の漁船へ太陽光パネルを設置しました。
これで設置した船数は8隻となりました。(正組合員さんの漁船6隻、準組合員さんの漁船1隻、漁協所有船1隻)
エンジンがかかりやすくなる、バッテリーが上がる心配が減るなど、大変好評で、追加の設置の要望もすでに2件寄せられています。そちらも近日中に設置する予定ですが、予算的にはもう2~3隻設置が可能ですので、引き続き、問い合わせを受け付けています。
耕作放棄地へのパネル設置について
これまでの集会で出された意見や基金の理事などに寄せられた声をもとに、たとえば以下の点などに留意しながら、この秋から冬にかけて設置を目指しています。
・草刈りや雑木の伐採、設置作業や設置後の管理もできるだけ島民自身の手でやっていくことで、島の中に仕事を作っていく
・長年使用した後のリサイクルなどに備え、そのための費用もきちんと積み立てておく
・将来的に畑として使えるポテンシャルを残すため、基礎を打つ際に地面をコンクリートで固めるようなことはせず、除草剤も使用しないなど、環境に配慮する
この他にもありますが、この取り組みについては後日より詳しくお伝えしますが、まずは全国からの寄付をもとにした自己資金で設置可能な10kw程度のパネルを設置する予定です。
資金面も含め、自分たちの責任の範囲内に収まるよう、責任のもてる形で動いていきたいと思いますので、今後もご支援をよろしくお願いいたします。